佐伯たろう

生活の記

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火曜日

 

コロナ禍で常時マスク着用になってからずっと肌が荒れている。

仕方のないものと目を瞑ってきたが、さすがに皮膚科で診てもらおうと予約の電話を入れる。

 

お昼ご飯を食べながら、読書メーターを読む。

読書メーターには作家がたくさんいる。皆本当に物書きではないのか?と問いたくなる。個人的にブログ(note)が好みの方の読書メーター。その方の読んだ作品、感想、積読まで見ることができるのね。そこには未知の世界が広がっていた。

自分の知らない世界に足を踏み込むことを恐怖と捉えるか、可能性と捉えるか。

私は可能性と捉えたい。ただし虫、君は別だ。

さらに、作家さんの名前で検索ができたりもした。ずっと気になっている古川日出男著「おおきな森」の感想・レビューをひたすら流す。うーむ、読むには相当な体力が必要そうだ。まだ読むのは先だな。他にも岡崎京子氏や筒井康隆氏の著作の感想を読み、自分にはない表現力を知った。

さらにさらに、1ヶ月ほどリュックの定位置から動かされることのなかった「ドグラ・マグラ」下巻をやっと読み始めた。何が何だかな出来事が続くが、情景は浮かぶ不思議。さていつ読了できるのだろうか。

 

昨日のバインダー押さえ事件について、今日も「昨日佐伯さんのこと、動じなくてすごかったねって皆で褒めていたんだよ」と言われた。ただバインダー押さえていただけなのになとくすぐったくなったが、まあ褒められるのはいいことだ。

 

最寄り駅前の信号で、青にかわるまで待つ。この信号は2段階あるため初めて待つ人にとっては、完全なるトラップになっているのだろう。

私は信号がもうすぐ青にかわるときの、そわそわむずむずじわじわ感があまり好きではない。少しずつじりじりと人々の足が横断歩道へ伸びていく。そんな急ぎなさんな、変わらんぞと思ってしまう。余計私は、意地でも青になるまで動かんぞという意味の分からない意志が固まっていく。

 

昨日、今日とすごく愛を感じる。嬉しい限りです。