木曜日
空気が16℃の熱さを持っている時、私は何を着てどれほど肌は空気を感じていたのか。
あれほど待ち侘びた秋。不意を突かれたように訪れると、何の支度もできていない。
雨が降っていたこともあり、「涼しい」ではなく「寒い」と判断。
1番迷ったのは上着。
トレンチコート? 薄すぎるか、雨や風をしのぐためのものではない。
ジャンパー? これでもまだ薄いか、歩いているにつれて体温が上がり丁度よくなりそうだが。
冬用コート? いっそ着てしまえ。絶対にこれではないということはわかるが、1年前の温度感をすっかり失ってしまった今、取り戻すためにもええい、荒療治だ。
外に出た。冬用コートはあたたかく(当たり前)多少暑さは感じたものの、私はこれでよかったのだと納得頭で最寄り駅を目指す。
あれ、1人くらいは私みたいな装いの人がいてもおかしくないのに、一向にすれ違わない。なんなら、体が夏の中にまだいる半袖の人もちらほら。
時々、周りの人々の温度感と自分の温度感がずれている時があるが、まさに今日がその日だったのか。
会社に着くや否や、もっと上司(3つ上くらい)から「いきなり寒くなったけど、そのコートはまだ早いんじゃない」と話しかけられ、今日の装いは過剰だったのだと認識。
ようやく16℃の温度感を理解した私は、明日から迷わず装いを決められるのだろうか。
お昼休憩。
すっかり読書メーターを読み漁ることにハマってしまった。
私の感じ方との違いを様々な文体で読めることがとても楽しい。
歯を磨いて、ドグラ・マグラを4ページほど読み進め(いい調子!)、昼寝。
最近20分ほど寝ただけでも、マスクに涎が垂れていることがある。マスクがあってよかったね。
明日1日乗り切れば、明日はやること盛りだくさんなのできっとすぐだ。
夜は友人とご飯を食べて、三連休に突入するのだ、嬉しいね。
三連休はやること、考えることをぼちぼち用意している。
恋人に麻雀を教えるというミッションもあり、本当に楽しみだ。
楽しみ、と言える自分が嬉しくて愛おしいね。
寝ても寝ても眠たいのは、なぜですか?