生活の記

29

水曜日

 

仕事中、思わず顔が綻んだ話

電話で話すのは今日が2回目のお客さん。

あまり仕事内容は言いたくないが、あちらからしてみればマイナスでしかない話。

話の途中で

「佐伯さんは来年も再来年もずっといますか?」といきなり言われた。

なんだ文句でも言われるのかと思い

「自分でもまだわかりません。異動するかもしれません。」と無難に返答した。

すると、

「初めて話した時から佐伯さんにこれからも話を聞いてほしい、仲介に立ってほしいと思っていました。」といきなり話された。

 

まだ10分程度の電話を2回しかしていないがそれでも相手にとっては確実にマイナスな話に対して、私であってほしいと言ってもらえたのだ。今まで繰り広げてきた数々の攻防が無駄ではなかったのだと思った。

 

職場では有難いことにお褒め頂くことはあってもお客さんにお褒め頂いたのは初めてで、ああこれが腐らずにやってきた先かとしばし頭の中で浸った。

 

どうにか明日も仕事をやり遂げられそうだ。

 

帰宅して買っておいたMOWのアールグレイミルクティー味を食べた。

少し体を動かして、お腹の脂肪に冷たい視線を向け、今日のアイスを今年のアイス納めにしようかと考える。(守れるかどうかはわかりません)

お風呂から出るとすぐに体が冷えてしまい、早く「もうすっかり秋だね」と誰かと言い合いたくなった。

 

どんなに地味でもやはり積み重なるといつの間にか目に見える道となっているのだな