生活の記

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金曜日、土曜日・日曜日そして月曜日

 

ブログを書いていない間に4日も経ってしまった。

しかしこの4日間、書く気が起きずただただ過ごしたわけではない。

ブログを書くことよりも費やしたいと思える時間があったのだ。

金曜日はもちろん仕事。ボーナスが思った以上に頂けてにんまりした。

夜は大学時代の友人と夜ご飯を食べに行った。

大学入学時から仲良くしてもらっているが、性格も好きなものも全然違う。

のに、所属ゼミもバイト先も部活も極めつけに就職先まで同じ。

全然違うからこそ同じなのかも、という深そうで浅い言葉を吐きそうになりながら、

約4時間話が尽きなかった。

金曜日は帰宅し、歯磨き、お風呂、で眠気以外に勝てるものが見当たらなかったため就寝。

 

土曜日

ずっと楽しみにしていた土曜日。

楽しみな予定の前に残っていた1本抜歯。抜く瞬間痛みがあり、しばらくじんじんと痛んだが服薬してから全く気にならなくなった。

口の中で血を噛みしめながら、恋人と付き合う前に訪れた鎌倉へ。

そう、私と恋人は付き合い始めて1年が経ったのだ。

付き合う前の2人に再び会いたくなり、聖地巡礼と題して鎌倉を訪れることにした。

「おざわ」で小1時間並び卵焼き御膳を食べる。抜歯直後にも優しい食事だ。

小1時間並ぶのが全くもって苦ではない。こういった些細なところに、恋人との信頼関係と愛情を実感する。

ご飯後はお揃いの指輪を作ってもらったり、おみくじを引いたり、カフェで休憩したり。真新しい空間ではないが、恋人とならどこに行ってもいつも新しいものに出会える。夕焼け真っただ中の海と向かい合い、日が落ちるまでそのままでいた。

光が輝きだした頃、江ノ島キャンドルナイトへ。

イルミネーションなんて、と思っていたが想像以上に光の羅列が美しくて、幻想的で、見惚れた。2人とも訪れたことのない場所に行けたことも、なんだか嬉しかった。

夜ご飯は恋人宅の最寄りの居酒屋さんで。抜歯後でアルコール摂取はできなかったが、アルコールがなくても、言葉が多くなくても、2人の間に流れる温度が同じなら十分すぎるな、と思う。

 

帰宅し、すぐにお風呂と歯磨き。クリスマスが近いため、予算を決め1年記念日兼クリスマスのプレゼントを交換し合った。お互いを考えながら選んだプレゼントは、お互いを喜ばせた。私は何より、手紙が本当に嬉しかった。自分でも嘘かと思うが、読んでいるうちに自然と涙が出てきてしまう。恋人は手紙の中で、「そのままのたろうが好きだ」と書いてくれた。どんな悲しくて悔しい渦が自分を飲み込みそうになってもこの想いが傍にあるならば、私として立ち続けられる。

私は恋人に対して、今までの写真とエピソードを綴ったインスタグラムアカウントをプレゼントした。写真が多すぎてなかなか作成に時間がかかってしまったが、今まで一緒にいた時間を一緒に振り返るということは贅沢であたたかいことだった。

恋人も私からの手紙に泣かされていた。

2人とも、あたたかくて穏やかな中にこれからもいられますように。

幸せと言えなくても、楽しいと口角が上げられなくても、忘れてはいけないものを

2人で持っていようね。

 

日曜日はお昼ご飯に外に出て、帰宅するまで寝ていた。

 

月曜日、週の始まり。もう少しで2022年が終わる。

 

私の大切なものが大切なまま漂えますように!と祈るばかり。

祈るだけでなく行動に移せと言われそうだが、

今日はいつもより膝を痛くするので、祈らせてください。