生活の記

32

月曜日

 

昨日の夜なかなか寝付けなく、朝になっても体調悪くなぜか動悸もするしで

無理矢理に職場へ足を運んだ。

 

仕事を進めてしまったら体調の悪さはいつの間に軽減されていって

帰る頃にはしょうがない体調の悪さ以外はいなくなっていた。

仕事なんてしたくないけれど、長時間嫌でも集中するものがあると

それはそれで都合のいいことになるのだなあと少し悔しくなる。

 

帰宅時に夕焼けを久しぶりに見ることができた。

途中までは帰路が東から西に延びているので、もう少しで消えてしまう夕焼けを

追いかけている気持ちになってなんかいいなと思ったりした。

 

昨日寝付けなかったときにループで流していた曲がある。

youtu.be

 

YOUTUBE内のとある動画で使われていたこの曲。

初めて聴いた時に頭から離れなくなって、聞き取れる歌詞で検索したがヒットしない。

同じ歌詞の繰り返しだし、ほとんど聴き取れるのになぜか全く出てこない。

 

最後の手段だと思い動画の作成者に聞いてみたところ、動画作成ツールの中にある1曲だと分かった。

 

この曲を初めて聴いたのは今年の冬、確か2月頃。

恋人と過ごす初めての季節だった。この曲を聴くと私の周りだけ冬の空気になる。

あの時はどのように過ごしていたのかな、と思う。

この曲を初めて聴いた時、探していた時、曲の正体が分かった時、

私と恋人はどのような会話をしていて、どのような空気感で接していたのかな。

もう戻れないけれど、その時のこと全てを忘れたくない。

でも大丈夫だ、この曲を聴くといつでも”あの時”に戻れるから、ね

 

改めて聴くと、本当になんのひねりもない歌詞だが、自分の当時の心情とかなりリンクしていることがわかる。

Take me away

I wanna run to you everynight

Let me hold you and(Let me hold your hand)

I wanna stay with you everynight

 

歌詞はたったこれだけ。それでも私にとっては特別で十分だ。

 

恋人の家から帰りたくないという気持ちと、仕事に行かず2人でずっと過ごしていたいという気持ちと、付き合いたてで少しの不安な気持ちと、ウクライナとロシアが戦争を始めたというやるせない気持ち。全てが混じっていたあの時、この曲に私の気持ちを乗せてずっと心で歌っていたんだ。

 

音楽はその時の空気感をまるごと運んでくれる。

どんな状況にあっても音楽にはこれからも頼るのだろう。

 

思い出はたくさんあればあるほど自分の救いになるのは確かなことだね。