生活の記

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金曜日

 

今日、仕事中にお褒め頂いた。

私の業務のうち経理関係の審査をしている他部署の(かなり)先輩職員。

穏やかな口調で話されるが、仕事は早く指摘も的確。

「佐伯さんは来年も今のところにいるの?」

「今2年目なので、来年まではいると思います。」

「佐伯さんがいれば安心だね。」

「今のところも大変だと思うけれど、佐伯さんはもっと別のところで働いたほうがいいよ、もったいない。」

 

嬉しい、また嬉しいが増えた。一緒に業務をこなすことは1ヶ月に30分あるかないか。

基本的には私の業務が正しいか審査するため、私の仕事ぶりはそこまで知っておられるわけではないと思うが、それでも自分が「この方仕事できる!」と思った方にこういう類の言葉をかけられるのは、いつも地道に頑張っていてよかったと心底感じた。

 

3月末まで同じ係、4月からは違う部署に行かれた方。

「整理してたら不要なファイルが大量に出てきたのだけどいる?」

とお声がけいただいた。有難く20冊ほど頂いた。

 

定時退社し、最寄り駅でどうするか迷う。三角チョコパイだ。

最後に食べたのは一昨年。絶対に食べたいものではないが、胃の容量が空いている状態では、マックの前に着いた途端迷うも何もなかった。同居人の分と黒いほうを2つ購入。

帰宅して早速食べる。またこの季節がきた、という感じは全くしなかった。

ただただマックのチョコパイを食べている自分と妙に冷静になる。

 

youtu.be

現在遠距離恋愛をしているわけではないが、以前見て言葉が出なかった動画。

7年間付き合っている彼氏さんとの関係について。7年間のうち最近4年は日本と台湾の距離だという。私が言葉を失くしたのは、この方が『自分の足で立っている』ところだ。

そうそう会える距離ではない、私なら途中で挫けてしまうだろう。

”会えない時間は自分に時間を費やす”とよく言うが、実際にできる人はどれくらいいるのだろう。2人で過ごす時間と同じくらい自分の時間も大切にすることで、互いへの余裕もできる。最初は辛抱していても共倒れになってしまうこともあるだろうに、お2人は互いを甘やかすことなく、しかしおざなりにすることもなく、平等に時間を費やした結果、7年間物理的距離が離れていても関係を繋げたのか、と。

 

自分の時間を大切に

私はこの言葉に焦っていたのかもしれない。

自分1人で完結する時間、空間を充実させなければいけないと焦っていたのかもしれない。

充実なんてさせなくてもいい。ただただ自分の中で振り返ったり、考えたりする時間を日々忘れなければいい。

そんな感じで考えていけばいいのだ。